【センバツ】中央学院・大谷拓海「勝ち急いでしまった」サヨナラ被弾で初戦敗退

スポーツ報知
明徳義塾に敗れ、ベンチ前で整列しグラウンドにあいさつする中央学院・大谷(カメラ・渡辺 了文)

◆第90回記念センバツ高校野球大会第3日 ▽2回戦 明徳義塾(高知)7x―5中央学院(千葉)

 春夏通じて初出場の中央学院は、145キロ右腕・大谷拓海投手(3年)が1点リードの9回、2死一、二塁から谷合に逆転3ランを浴びて初戦で姿を消した。

 左打ちの打者としてもドラフト候補に挙がり、普段は4番を打つ大谷だが、この日は「1番・投手」で出場。初回先頭で右前安打を放ったが、その裏、立ち上がりに制球に苦しんだところを3失点。2回以降は制球重視の投球に切り替えて何とかしのいだが、8回に味方が逆転に成功すると、その裏に2死無走者から1失点。最終回も2死無走者から失点を許すなど踏ん張れなかった。

 大谷は「最後は勝ち急いでしまい、甘い直球を打たれてしまった。サヨナラホームランを打たれたのは初めて。勝ってても1球で試合が決まってしまう。あの場面では、変化球を投げてリズムを変えるべきでした」と悔し涙にくれた。

 投打でドラフト候補に挙がり、右投げ左打ちの「4番・エース」。さらに大谷姓とあって、大谷2世として高い注目を浴びたが、投げては最速140キロ止まりで8回2/3を投げて10安打5奪三振5四死球で7失点。打っても4打数1安打1四球にとどまり、「全然納得できてません」と唇をかんだ。

 「夏にもう1度ここに戻ってきて、今度こそ明徳義塾に勝ちたいです」とリベンジを誓った。

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