【センバツ】花巻東の横手左腕・田中が強打の東邦相手に3失点完投 準優勝した2009年以来の春1勝

スポーツ報知
花巻東の先発・田中(カメラ・谷口 健二)

◆第90回センバツ高校野球大会第4日 ▽2回戦 花巻東(岩手)5―3東邦(愛知)(26日・甲子園)

 花巻東は初回に死球、犠打、敵失と無安打で1点先制。4回にも四球、犠打に敵失がからんだ1死二、三塁から田中が右前安打し、わずか1安打で2点を追加。7、8回にも犠打をからめてソツなく加点した。

 投げては背番号1の横手左腕・田中がチーム打率3割9分8厘を誇る東邦打線を緩急を使った巧みな投球で封じていく。6回に1点、9回には四球と2安打で2点を失ったものの、最後まで粘り強く投げきった。

 これで菊池雄星(西武)を擁して準優勝した2009年以来、9年ぶりのセンバツ勝利。大谷翔平(エンゼルス)を大黒柱として出場した12年は初戦敗退だっただけに佐々木洋監督は「少ないチャンスをしっかりものにできた。田中は粘り強く投げてくれた」と選手をたたえた。150球を投げて完投し、打っても2安打3打点と投打に活躍した田中も「相手は強い東邦なので、ひとつひとつ低めに投げていこうと思っていた。先頭打者を特に気をつけて投げた」と満足そうに話していた。

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