【センバツ】智弁和歌山、毎回の14安打で7得点 国学院栃木の反撃かわして逃げ切り

スポーツ報知
1回無死一、二塁、先制の左越え2点適時三塁打を放つ智弁和歌山・林

◆第90回センバツ高校野球大会第8日 ▽3回戦 智弁和歌山(和歌山)7―4国学院栃木(栃木)(30日・甲子園)

 智弁和歌山が序盤のリードを守りきって8強進出を決めた。

 初回に神先の中前安打と三ゴロ野選で無死一、二塁とし、林の左翼への三塁打で2点先制。さらに四球と相手の挟殺プレーのミスで2点を加えて、この回4点。2回に神先の三塁打と西川の左前安打で1点追加すると、3回にも神先の三塁への内野安打で1点。着々とリードを広げた。

 体調不良で初戦の登板を回避したエース平田は6回までわずか3安打の無失点投球。7、8回と疲れの見えたところで国学院栃木の反撃に遭い4点を失ったが、エースの意地を見せて9回は三者凡退で締めくくった。

 終盤は相手ペースとなった展開に「ひとつ勝つのは大変やな、と思いました。選手が一生懸命やってくれたおかげ」と高嶋仁監督は安堵の様子。毎回の14安打と活発な打線にも「まあまあだったけど、詰めの段階で点が入らなかった。うまくかわされた」とやや渋い表情で振り返っていた。

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