【センバツ】大阪桐蔭・小泉が9回に起死回生の同点打!骨折で昨春はスタンドで応援

スポーツ報知
9回1死一、二塁、大阪桐蔭・小泉は右前に同点適時打を放った(投手・定本=カメラ・小梶 亮一)

◆第90回記念センバツ高校野球大会第12日 ▽準決勝 大阪桐蔭3―2三重(3日・甲子園)

 大阪桐蔭が36年ぶり史上3校目のセンバツ連覇に王手をかけた。甲子園大会初となるタイブレーク突入寸前の延長12回裏2死一塁、今秋ドラフト1位候補の藤原恭大中堅手(3年)がサヨナラ二塁打を放ち、三重に逆転勝ちした。1―2の9回1死一、二塁では、小泉航平捕手(3年)が起死回生の右前適時打で追い付いた。エンドランを決め「(サインは)びっくりしなかった。日頃から練習している。逆にあのサインが出たから、思い切っていけた」と、一塁ベース上でガッツポーズした。

 1年秋にベンチ入りしながら、昨年2月に左有釣骨(ゆうこうこつ)を骨折し、昨春のセンバツはスタンドで応援していた。「チームが優勝したのはうれしかったけど、自分としては悔いが残った。この春に懸けていた。何としても、と思っていた。決勝に行けたのはうれしい。けがで(心が)折れずに頑張ってきてよかった」と、殊勲の一打をかみしめた。

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