【センバツ】智弁和歌山・高嶋監督「力負け」も「ウチの力も上がっている」

スポーツ報知
大阪桐蔭に敗れガックリする智弁和歌山・高嶋監督(右端)とナイン

◆第90回センバツ高校野球大会最終日 ▽決勝 大阪桐蔭5―2智弁和歌山(4日・甲子園)

 準々決勝と準決勝でいずれも5点差逆転勝ちと、強打健在を証明した智弁和歌山が、最後に力尽きた。94年春、97年と00年夏以来の4度目Vを逃した高嶋仁監督(71)は「力負け」と敗戦を受け入れ「ウチの力も上がっている」と選手たちの成長に目を細めた。

 準決勝・東海大相模(神奈川)戦で先発して1死も奪えず初回4失点KOの池田陽佑が7回途中まで力投。同じく準決勝で配球ミスから本塁打を浴びて高嶋監督を激怒させた捕手・東妻純平も萎縮せず強気にリードした。97年夏優勝時の主将で元巨人捕手の中谷仁コーチ(38)は「勝ち切れなかったがよく攻めた」と2年生バッテリーをたたえた。

 対大阪桐蔭は公式戦5戦全敗。「めそめそしている暇はない。夏はウチが勝つ」と同監督。甲子園通算最多68勝の闘将が率いる智弁和歌山の戦いは続く。(田村 龍一)

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