横浜、コールド勝ちで4強入りも平田監督失点悔やむ「完封と1失点は雲泥の差」

スポーツ報知
湘南学院戦で6回1失点の横浜・板川

◆春季高校野球神奈川県大会 ▽準々決勝 横浜11―1湘南学院=6回コールド=(22日・サーティーフォー保土ヶ谷)

 横浜が湘南学院を下してベスト4に進出した。

 2回に四球から好機を作り遠藤圭吾(3年)の中前適時打で先行すると、斉藤大輝(3年)の左中間2点二塁打など2安打で5得点。6回には角田康生(3年)の2ランなどで一挙に6点を挙げコールド勝ちした。

 先発の背番号1の左腕・板川佳矢(3年)は4回2死走者なしから四死球を与え1失点したものの、5回以降は立ち直った。

 昨秋は準々決勝で鎌倉学園に無念のコールド負け。板川は平田徹監督とマンツーマンのミーティングで「自覚と責任が足りない」と指摘され、1軍の練習からも外された。

 冬場は投手担当の金子雅部長から与えられたメニューの倍をこなした。週に2回、200球の投げ込みを行うなど「1年のころから比べて全部の練習で倍以上やりました。キレが増したと思う」。年明けに1軍に合流した。

 今大会初失点に平田徹監督は「完封と1失点は雲泥の差。点をやららないのが一番のテーマだったけど、しょうがないですね」と厳しい表情。

 それでも板川は「この大会は投手陣で1点もやらないのが目標だった。(失点は)反省しないといけないけれど、これから全部0点で行く。金子先生に恩返ししたい」と前を向いた。

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