大阪桐蔭、大体大浪商を破り2連覇に王手

スポーツ報知
大阪桐蔭・中野波来

◆春季大阪府大会 ▽準決勝 大阪桐蔭6―3大体大浪商(19日・大阪シティ信用金庫スタジアム)

 大阪桐蔭が大体大浪商を破り、2連覇に王手を懸けた。20日の決勝で関大北陽と対戦する。次チームの4番候補に挙がる中野波来(はる、2年)外野手が、公式戦初本塁打を放った。

 2―0の6回1死二、三塁、代打の中野が左越えに3ランをたたき込んだ。「チームが苦しい状況だったので、何とか詰まってでも1本出したいと思っていた。風に乗ってくれた。粘っていた横川(凱)さんを助けられた」と、10安打3失点13奪三振で完投した左腕をアシストした。

 今春のセンバツでは宮本涼太外野手とともに、2年生では2人だけベンチ入りした。2試合に出場し、1打数無安打だった。連覇を果たした大会後の練習試合で右手甲を骨折。1週間前に素振りを再開し、数日前に打撃練習を始めたばかりだった。

 西谷浩一監督(48)は中野について「ロングヒッター。秋はクリーンアップを打たせたい。この大会はフルイニング出場させたいぐらいだった」と、期待する大砲の復帰を歓迎した。

 父はフェリーの船長、母はサーフィンが趣味のため「いい波が来るように」という願いを込めて「波来」と名付けられた。「秋の新チームにつなげられたら」と意気込みを示した。

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