静岡学園、合計245キロの重量級トリオ率いる強力打線

スポーツ報知
強力打線を支える静学の重量級トリオ(左から小柳、菅原、古地)

 静岡学園は重量級の3年生トリオが打線を支える。2番の古地耕大は177センチ、82キロで本塁打通算10発。4番の菅原光太郎は176センチ、77キロで20発。7番の小柳岳瑠(たける)は178センチ、86キロで6発放っている。3人合わせて36本塁打だが、安田龍一監督(40)は「夏までに50発は打ってくれますよ」と期待している。

 古地は昨秋まで投手。後輩が育ったことで春から打者に専念することに。「冬のトレーニングで下半身が強くなり、打球の速さが変わりました」と、2か月半で本塁打を7発打っている。

 菅原は昨秋まで2番手の捕手。打撃力を生かすため大会後に外野手に転向して長打を打ちまくり、春から4番を任されている。「やりがいがあります。4番が打てばチームも勢いに乗る。バットで引っ張っていきたい」と燃えている。

 小柳は秋の4番から7番に下がったが、監督は「たいてい7番にチャンスが回ってくるんです。うちのキーポイントになります」と指名。入学時は92キロあったが、1年で80キロまで絞り、現在は筋肉を増やしているところ。冬に短距離ダッシュを繰り返したことで「体のキレがよくなっています」と自信をのぞかせる。

 1年上の代は秋に県8強、静岡市内大会優勝、夏ベスト16と好成績を残した。一方、現チームは秋春とも県大会に出ていないが、小野諒太主将(3年)は「先輩たちに近づいているし、超えられると思ってます」と手応えを感じている。もちろん目標は甲子園。合わせて体重245キロのヘビー級3人組が、この夏にアーチを連発する。(里見 祐司)

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