聖光学院、延長10回サヨナラで6校目の東北大会秋春連覇

2018年6月12日7時0分  スポーツ報知
  • 秋春連覇を達成して喜びに沸く聖光学院ナイン

 ◆春季高校野球 東北大会最終日 ▽決勝 聖光学院2x―1東北=延長10回=(11日、青森市営)

 決勝で聖光学院(福島1位)が東北(宮城1位)に、延長10回2―1でサヨナラ勝ち。6年ぶり3度目の優勝とともに、史上13度(6校)目の東北大会秋春連覇を遂げた。さまざまな状況を経験したいという斎藤智也監督(55)の思惑通り、今大会はリードを許す流れや接戦など、多くの展開を乗り越えてつかんだ頂点。戦後最長の12年連続出場を目指す夏の甲子園に向け、最高の“予行演習”となった。

 歓声に沸く応援席に向かって、聖光学院の選手たちが笑顔で手を突き上げ、喜びを分かち合った。1―1の延長10回1死一、三塁から、4番・須田優真一塁手(3年)の左前適時打でサヨナラ勝ち。昨秋に続き東北大会秋春連覇達成だ。しかし斎藤監督は、「優勝は目標じゃなかった」と明かした。それはチームの成長を思ってこその言葉だった。

 県大会は初戦こそ苦しんだが、準々決勝以降は10点差をつける大勝。今大会は「序盤に負けていて最後にひっくり返すとか、逆転(の展開)をしたかった」と指揮官が願った通りの試合ばかりだった。2回戦から準決勝まで全て先制を許し、決勝も1―1で延長戦に突入。厳しい試合でも、選手たちはたくましかった。

 サヨナラ打を放った須田は「甘い球ならなんでもいこうと思った」と胸を張った。練習では終盤に負けている状況を想定した実戦練習をしており、須田の一打の前に中前打でつなげた3番・二塁の矢吹栄希主将(3年)は「負けていても、やってやろうぜという気持ちで戦えた」。どんな状況でもぶれずにプレーした選手たちを振り返り、斎藤監督は「やりたいことはいっぱい詰まっていた大会だったんじゃないかな」と手応えを口にした。

 次に目指すのは戦後最長を更新する12年連続となる夏の甲子園出場だ。矢吹主将は「一試合一試合やりきることが大事」と意欲。春の経験を糧にして、夏の福島大会も苦しみながら頂点へ一歩ずつ進んでいく。(有吉 広紀)

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