【山梨】駿台甲府、攻め続けて甲府工を返り討ちだ…組み合わせ抽選会

スポーツ報知
初戦屈指の好カードとなった駿台甲府の森本主将(左)と甲府工・坂本主将が健闘を誓い握手

 第100回全国高校野球選手権記念山梨大会(7月7日開幕、参加35チーム=峡南・甲陵は連合チーム)の組み合わせ抽選会が21日、甲府市内で行われ、春季県大会4強で、大会直前に監督交代となった駿台甲府は初戦の2回戦(7月10日、山日YBS)で、甲子園春夏13度の出場を誇る甲府工と対戦する。

 組み合わせが決まった瞬間、抽選会場はどよめきに包まれた。春の県大会4強の駿台甲府と、公立の伝統校である甲府工の激突。そんな中でも、駿台甲府の主将・森本龍司捕手(3年)は落ち着いていた。「何か(甲府工が)来るだろうなという予感はしていた。だから『やっぱりか』という感じだった」と冷静に語った。

 甲府工とは、昨秋の県大会のシードを決める交流戦で対戦。そのときは駿台甲府が5―1と勝利している。森本主将は「力も、勢いもあって、打ってくるチーム」と印象を語った。打の中心でもある同主将は「自分たちのやることは変わらない。向こうは“当たって砕けろ”で来ると思う。守りに入らずに、攻め勝ちたい」と返り討ちを誓った。

 チームは大会直前に“激震”に見舞われた。元巨人投手の深沢和帆氏(34)が監督を辞任。新監督として、コーチの但田(ただ)邦之氏(26)が指揮を執ることになった。それでもナインを束ねる森本主将は「やるのは自分たち。みんな、切り替えていると思う。(県大会で)優勝して甲子園で校歌を歌うことが目標なので、それに向かって進んでいる」。初の甲子園出場、そして聖地での1勝を見据え、前に進んで行く。(三須 慶太)

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