橋下徹氏、高野連の球数制限再考問題に「球数制限ができるように、ルールや制度を変えるのが高野連の仕事だ」

スポーツ報知
橋下氏

 橋下徹前大阪市長(49)が21日、自身のツイッターを更新。日本高野連が理事会で、新潟高野連が今春の県大会から導入予定だった1試合100球の投手の球数制限について再考を申し入れる決定をしたことへ見解を示した。

 橋下氏は、ネットニュースの球数制限再考の記事を貼りつけた上で「投手が一人しかいない学校は試合に出られなくなるから球数制限ができないだって?球数制限ができるように、ルールや制度を変えるのが高野連の仕事だ。主催・後援の朝日新聞や毎日新聞は政治がそんなできない言い訳をしたら許さないだろう。同じように高野連も許すな」と提言した。

 この問題は、日本高野連が20日、大阪市内で理事会を開き、昨年12月に新潟県高野連が今年の春季県大会で投手の球数制限を実施することについて、再考を申し入れることを決めた。先送りを要望したものの強制力はないため、新潟県高野連の決定次第で再検討するという。

 球数制限は喫緊の課題であることから、日本高野連はスポーツ整形外科医や元高校野球監督らによる外部の専門家約10人を交えた「投手の障害予防に関する有識者会議」を4月に発足させ、約1年後に答申をもらう予定。新潟県高野連には同会議への参画を依頼した。加盟校へのアンケート実施も検討する。

 新潟県高野連は故障予防や選手の出場機会増などを目的に、投球数が100球に達した投手はそれ以降の回は投球できないルールの導入を表明。この日の理事会で趣旨や方向性には賛意を示されたが、特例で認める意見はなかった。また、球数制限を導入したいという高野連は他になかった。

 理事会の決定を伝え聞いた新潟県高野連の富樫信浩会長は「まだ文書を受け取っていないので具体的なコメントはできないが、(球数制限は)県で機関決定しているので、何らかの形で検討をして(日本高野連に)回答したい」と話した。

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