マー君、WBC出場に意欲「気持ちはもちろんある」球団と未交渉も

2016年12月1日5時30分  スポーツ報知
  • コボスタを訪れ、外野席に隣接されたメリーゴーラウンドを楽しむヤンキース・田中

 ヤンキースの田中将大投手(28)が30日、来年3月に開催される第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場へ、強い意欲を示した。この日、右腕は古巣・楽天の本拠コボスタ宮城を訪問。球団関係者や、則本らかつての同僚とあいさつを交わし、「(出たいという)気持ちはもちろんありますよ」と意志を表明した。ヤ軍側ともまだ話をしていないと言うが、世界一奪回を目指す侍ジャパンのエース候補から注目発言が飛び出した。

 目に鋭さが増した。約10か月ぶりにかつての本拠地に足を運び、終始穏やかだった田中の表情が一瞬、引き締まった。来春WBC出場への意欲を問われた時だった。「それは(出たい)気持ちはもちろんありますよ」と言い切った。侍ジャパンの命運を握る日本人メジャーが、前向きな意志を表明した。

 今年9月、テレビ番組の企画でドジャース・前田と対談した際に、WBCについて語った。前回大会はベスト4に終わり「やり返したい思いはあります。出たいですよ、僕は。国を背負って野球で戦う環境自体がそこ(WBC)しかないので」と思いを激白していた。この日、公の場での取材では初めて意志を表明した。

 だが、障害は少なからずある。「球団はこのことに関して出ていい、出てはダメっていうのはルール上ない」と、ヤ軍側に制されることはないとした。その上で「全てが全て皆さんの前でお話しできることじゃない、というところで分かってもらえれば」と含みを持たせた。まだ球団側とは話をしていないが、エースという立場上、強い“自粛”を求められることも想定される。“大人の事情”がクリアになったら、喜んで侍のユニホームに袖を通す。

 この日は古巣・楽天の本拠コボスタの施設も見て回った。内野の天然芝を踏みしめ、左翼席後方にできた観覧車にも乗車。「安易に乗るって言いましたけど、僕、高いとこダメなんで。結構怖かったですね」とおどけた。すでに来季に向けて自主トレも開始しており、右肘の骨棘(きょく)除去手術を受けた昨年より早くキャッチボールも再開している。体が万全な証拠だ。今季はメジャー3年目で自己最多の14勝を挙げた右腕にかかるファンの期待は大きい。田中も侍の一員として世界一奪回へ力を尽くせる日を待ち望んでいる。(西村 茂展)

 ◆楽天・田中の13年WBC 国内組だけでの編成となった侍ジャパンの柱として3月2日の1次ラウンド開幕戦・ブラジル戦に先発。だが、制球に苦しみ2回を投げて4安打1失点、23球で降板した。その後、中継ぎとして1次ラウンドのキューバ戦、2次ラウンドの台湾、オランダ戦の計3試合に登板して復調を期し、決勝戦での先発復帰が内定していたが、チームは準決勝でプエルトリコの前に敗退。同大会4試合で防御率2・57だった。

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