ヤンキースGM、ぜいたく税回避へダルビッシュ獲り慎重

スポーツ報知

 【ボストン(米マサチューセッツ州)=一村順子】ヤンキースがダルよりもぜいたく税回避を優先か―。B・キャッシュマンGMが18日(日本時間19日)、ボストン市内で行われた全米野球記者協会ボストン支部の表彰式に出席。ドジャースからFAとなっているダルビッシュ有投手(31)について、獲得に慎重な姿勢を見せた。

 同GMは「話し合いは継続している。我々の構想に、うまくフィットするのであれば常にドアは開かれている」と語ったが、契約への手応えには「我々はまず、ぜいたく税のことを念頭に置かなければならない」と発言。ぜいたく税導入後15年連続で超過しているヤ軍は、支払い回避のため総年俸引き下げを目指している。

 ダルビッシュ側と交渉の事実を認めたものの同GMは「まだオファーは出していない」と、11日に米メディアが伝えた「7年1億6000万ドル(約178億円)の条件提示」の報道を否定した。ダルと大型契約に踏み切るためには、まず3年総額6300万ドルの契約が残るJ・エルズベリー外野手のトレードが前提となる模様だ。

 ダル争奪6チームとされたうち、コール獲得のアストロズ、大型契約に否定的となったレンジャーズがほぼ消滅。この展開でいくと、ドジャース、カブス、ツインズの3球団に絞られる可能性が浮上してきた。

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