採用条件に統計など博士号や「R」の知識、ヤンキースがアナリスト募集…米球界は女性も活躍

スポーツ報知

 メジャーリーグのニューヨーク・ヤンキースが14日現在、野球の上級データアナリストを募集している。求めている人材は、大量のデータ、統計学などを駆使できる人物。条件として統計や数学、コンピュータサイエンスの博士号が入っている。米国では女性のアナリストも採用されるなど、人材獲得競争が激しさを増している。

 米求人サイトで募集されている情報(https://goo.gl/bAvBCX)によると、上級アナリストの求められるものは「高度な統計手法を使用して予測モデルを設計、テスト、運用」すること。詳しい内容として

 ・部署に新しい統計的手法と手法を導入する

 ・長期的な研究戦略を策定するのを助ける

 ・下級アナリストとインターンのためのガイダンスを提供する

 ・アイデアや研究成果を現場に伝える

 の4点が挙げられている。

 ただ、アイデアを持つだけでは応募することができない。条件として

 ・数学、統計、コンピュータサイエンスの博士号

 ・または関連分野で必要とされる、3年以上専門的経験

 ・統計ソフト「R」での予測モデルを構築する専門知識

 ・データベースを操作する「SQL」を使用した経験

 ・現在の野球の各種研究に精通している

 が挙げられている。

 トラッキング技術を活用した「StatCast」の導入が進む米球界では、従来の球界育ちの人物ではなく統計学などの専門知識を持った人物をアナリストとして採用する動きが加速している。さらに女性の活躍も進んでいる。今季はセントルイス・カージナルスにMLB関連組織でのインターンを終えた学生がアナリストとして入団する。

 この女性は自身のツイッターにアナリストとして球界入りを志望する学生に向けて「R」と「SQL」の技術習得を薦めている。

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