ダル、日本人最高年俸27億円!ドジャース・ロバーツ監督には「あなたたちを倒す」

スポーツ報知

 メジャー22球団のバッテリー組が14日(日本時間15日未明)、キャンプを開始。エンゼルス・大谷翔平投手(23)のメジャー初日がスタートした。カブスに移籍したメジャー7年目のダルビッシュ有投手(31)、5年目のヤンキース・田中将大投手(29)らも始動し、米国にも2018年の球春が到来した。

 ダルビッシュはキャンプイン前日の13日、キャンプ施設で入団会見。スッキリした表情で「カブスが誠意を持って交渉してくれていた。ずっとすごく欲しいっていうことは言ってくださった。ワールドシリーズ(WS)にいける確率が非常に高い」と決断の理由を明かした。

 背番号は「11」。契約は出来高を含めると最大1億5000万ドル(約161億5000万円)。今季年俸は日本人トップの2500万ドル(約27億円)となり、2年目終了後には契約破棄できる権利も獲得した。

 移籍先決定まで約3か月を要した。ダルは代理人に「もしも自分たちが求めているようなもの(条件)がなくチームが決まらなければ、いつでも引退できるから」と語ったという。半分は冗談にしても、妥協のない決断だった。

 昨年11月のWS敗戦直後はドジャース残留希望を表明したが、新天地が決まり古巣のロバーツ監督には電話で「あなたたちを倒すことを一番に考えてます」と宣言。ド軍のエース・カーショーには家族以外では第一に伝えた。カーショーは「ア・リーグに行ってくれればよかったのに」と球団公式サイトに語った。

 会見後にはキャンプ施設でレ軍時代の専属捕手だったジメネスとキャッチボール。「球種の精度を上げて、配球ももっと勉強したい。カーブも使っていくことになるかな」と新たな投球スタイルを構築するつもりだ。(小谷 真弥)

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