Dバックス・平野が通算303勝のR・ジョンソン氏の前でブルペン入り 主力捕手からは太鼓判

スポーツ報知

 ダイヤモンドバックスの平野佳寿(33)が15日(日本時間16日)、首脳陣やメジャー通算303勝左腕のランディ・ジョンソン氏を前にブルペン入りした。時折、硬い表情も見せたが直球とフォークボールを中心に35球を投げ込んだ。「ちょっと緊張感はあったけど、逆にそれが良かった」と振り返った。

 昨春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では大リーグ公式球にしっかりと対応した右腕だが、キャンプ地のアリゾナは乾燥しやすい気候。「変化球をもうちょっと投げ込んでいって、感覚をつかんでいかないと難しい」。変化球が抜ける場面もあったが、直球はしっかりと制球した。「真っすぐは(ボールが)滑らないし、しっかり投げられている」とうなずいた。

 首脳陣からは抑え候補の3人として名前を挙げられている平野。この日ボールを受けた主戦捕手のアビラも「生きのいいボールを投げていたし、真っすぐとフォークボールのコンビネーションで空振りが奪える。試合終盤で投げる投手には必要なもの」と高い評価。守護神奪取に意欲を見せる平野は「しっかり結果を出して、認めてもらわないとそこでは投げられない」と冷静だった。

 また、マイナー契約を結び招待選手としてメジャーキャンプに参加している中後悠平投手(28)もブルペン入りし、直球を重点的に投げ込んだ。昨年はキャンプ序盤でマイナー降格を言い渡された変則左腕は「去年を経験してるし、自分の立場はわかっているつもり。やるべきことをやっていくことが、僕の最大限のアピールになる」と意気込みを語った。

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