ヤンキースのエストラーダ、1月に撃たれる「野球生命が終わるかと思った」

スポーツ報知

 ヤンキースの若手有望選手、タイロー・エストラーダ内野手(21)が1月下旬に母国ベネズエラで強盗に遭った際に、右足付け根部分を拳銃で撃たれていたことが16日、明らかになった。

 12年にヤ軍と契約、将来が期待される内野手は、妻とレストランで食事中に、2人組の強盗に襲われた。「金と携帯を出せと言われたが、現在のベネズエラは治安が悪く、皆、現金を持ち歩かないようにしている。ポケットを探られ、撃たれた。幸い、妻は1メートル半離れていたので大丈夫だった。野球生命が終わるかと思った」と恐怖の体験を振り返った。3日間の入院後、今月2日にフロリダ州のキャンプ地に入り、球団の治療を受けて、リハビリに努めている。

 ベネズエラは、経済と治安が悪化。凶悪犯罪が多発している。ナショナルズのウィルソン・ラモス捕手が、身代金目的で拉致され、今月はパイレーツ・ディアス捕手の母が当地で誘拐されたと報じられたばかり。

 「母国の環境は良くない。野球選手として身を立てて、戻らないことも当然、考える。幸い命は助かった。開幕に合わせられるように頑張りたい」とエストラーダは話した。

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