大谷は開幕4戦目先発「丁寧に一生懸命、頑張りたい」日本時間2日早朝・敵地アスレチック戦

スポーツ報知

 エンゼルス・大谷翔平投手(23)の開幕メジャー25人枠入りが正式に決まった。27日(日本時間28日)にマイク・ソーシア監督(59)が明言した。メジャー初登板は開幕4戦目、4月1日(同2日午前5時5分開始)の敵地・アスレチックス戦に決定。29日(同30日)のアスレチックスとの開幕戦ではDHとしてスタメン出場する可能性が高い。なお、同日はメジャー50年ぶりに全球団同時にスタートを切る。

 使命に満ちた表情だった。開幕ロースター入りを決めた大谷の目つきは鋭いままだった。「やることは変わらない。オープン戦でもシーズンでも心の持ち方は変わらない。一試合一試合、丁寧に一生懸命、頑張りたい」と短い言葉に力を込めた。

 メジャー初登板は当初予想された31日の第3戦ではなく、4月1日の第4戦に決まった。ソーシア監督から「どういう状態かを教えてあげることが重要」と試合後に告げられた。指揮官は90球前後の球数を考えているという。

 スタメンは明言されなかったものの、29日の開幕戦は指名打者・大谷として準備する。オープン戦は打率1割2分5厘と結果は出なかったが、26日からノーステップ打法で突貫調整。打者での開幕は日本ハム2年目の14年以来4年ぶりだ。大谷は「(投手で開幕戦なら)すごい緊張していたと思うけど、今年はどうなるかよく分かってない。そこまで実感はない。個人的には打者では全く緊張しない。(投手開幕とは)全然違う」と言葉をつないだ。

 この日のドジャースとのオープン戦は5回守備中にグラウンド下の下水管が破裂して浸水。大谷は代打として出場する予定だったが、26分間の中断を挟んでコールドゲームとなった。「(開幕へ)今日も引き続き準備をしてきた。全体的に良かった。周りの方のサポートがすごく力になったし、スムーズに入れたところが多かった」とオープン戦期間を振り返り、「明日やることといったら、相手のビデオを見たりとか。ある程度は見たりしてるけど、これからだと」と前を向いた。

 マイナー契約で、キャンプは招待選手として参加したが、開幕を前にメジャー契約を結ぶことになる。いよいよメジャー二刀流への挑戦が始まる。(小谷 真弥)

 ◆アスレチックスとは 3年連続ア西地区最下位に低迷中だ。昨季の234本塁打はリーグ4位。2年連続40発のデービス、25発のジョイス、24発のオルソンの中軸に気をつけたい。一方、機動力の点ではリーグワースト3位の57盗塁でかき回されることはなさそうだ。ア軍は開幕戦のグレイブマン以外、第2戦以降の先発は発表していないが、他にエース格は昨季12勝のマナエアくらいで、エンゼルス打線にとっては脅威にはならないはずだ。

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