エンゼルス・大谷「すごく楽しかった」メジャー初先発初勝利 6回3失点 

スポーツ報知

◆アスレチックス4-7エンゼルス(2日、オードットコ・コロシアム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)が1日(日本時間2日)、メジャー初勝利を挙げた。敵地・アスレチックス戦で初登板初先発し、6回で6三振を奪い、3安打3失点。日本人メジャーで初めて最速160キロをマークした。

 初回は先頭・セミエン、3番・オルスンから空振り三振に奪って3者凡退。2点リードの2回1死一塁。ピスコッティへの5球目で投じた直球は球速160キロをマークしたが、右前へ打ち返された。同一、二塁とピンチを招き、チャプマンには2球続けたスライダーを左中間へ消える逆転3ランを浴びた。

 3回は3者凡退。4回は1死からジョイスを四球で歩かせたものの、後続を退けた。5、6回は2イニング連続で3人斬り。6回92球、6奪三振1四球、3安打3失点だった。6回、マウンドを下りると、観客からスタンディング・オーベーションで迎えられた。

 メジャーデビュー戦が先発だった日本人投手は史上17人目。初先発初勝利は16年のドジャース・前田健太以来11人目だ。今季メジャーで160キロをマークした先発投手はヤンキース・セベリーノと2人だけだ。

 大谷は試合終了後のインタビューに登場「キャンプからやってきて、スタッフの皆さんに支えられている。キャッチャーも1球もそらさずに捕ってくれた」

 3回以降の投球について「立ち上がりすごく良かった。2ストライクに追い込んでから打たれた。投げきってたのに打たれた事を引きずっていたが、ソーシア監督が来てくれて吹っ切れた。『ここから抑えれば問題ない』と言ってもらえた。今日はただただ楽しく、野球を始めて、はじめてグランドに行くような気持ちで行けた。すごく楽しかった」と話した。

 また、大谷は「個人的にに勝てて良かった。チームも勝ててよかった。全体的に楽しめた。緊張が上回った」。

 メジャー二刀流について「いいスタートがきれた、反省するところはして、次に進みたい」と話した。

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