田中将大、「全て良くなく、痛い目にあった」5回8安打7失点で2敗目

スポーツ報知

◆ヤンキース1―9マーリンズ(17日・ニューヨーク)

 ヤンキースの田中将大投手(29)が17日(日本時間18日)、本拠ヤンキー・スタジアムでのマーリンズ戦に先発。5回を投げ3ラン本塁打を浴びるなど8安打、7失点(自責6)で2敗目(2勝)を喫した。

 味方守備に足を引っ張られ、打線の援護もなく、ダメ押しの被弾…。痛恨の内容に、田中は「踏ん張りきれなかったのが最大の敗因。全て(の球種)がよくなく、痛い目にあった」と唇を噛んだ。初回、3安打と四球で1点を献上。なおも無死満塁のピンチで、遊撃手グリゴリアスが一塁悪送球で2点を追加されると、2回は先頭のメイビンの捕前バント安打を一塁オースティンが後逸、ディートリッチの適時打で4点目を許した。

 さらに、5回は2死から内野安打と四球の一、二塁で、この日故障者リストから復帰したリアルミュートに逆方向の右翼への3ランを浴び5回で降板した。

 「しっかり制球できなかった」と右翼席に消えた92マイル(約148キロ)の外角直球を振り返った右腕。昨年は35本塁打。今季はオープン戦4試合に続き、公式戦でも4試合すべてに一発を浴びている。昨年、ポストシーズンを含め6連勝で終わったヤンキー・スタジアムで、今年は勝ち星なしの2敗目。2試合連続自責点6以上は昨年5月以来と、昨季同様に序盤に躓いている。

 ブーン監督も「低めの直球を逆方向に本塁打したリアルミュートに敬意を示さないといけないが、田中の場合は、配球も重要。特に直球の調子が良くない時には」チームは勝率5割に逆戻りで最後まで暗い表情だった。(一村 順子通信員)

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