ドジャース前田、今季2勝目

スポーツ報知

パドレス3―7ドジャース (18日、ペトコパーク)

 ドジャースの前田健太投手(30)は18日(日本時間19日)、パドレス戦に先発して6回途中で4点を失ったが、味方打線の援護もあって今季2勝目(1敗)を挙げた。5回2/3を投げて、8安打4失点、10奪三振、3四死球で防御率は3・77となった。

 白星は3月31日以来。6回途中4失点という内容に、前田の顔に笑みはなかったが「味方打線のおかげで勝ちが付いたので、それはすごくうれしいこと」とチームの勝利を素直に喜んだ。

 初回は2三振を奪うなど順調に立ち上がったが、2回は3本の単打で満塁とされると押し出し四球と犠飛で2失点。3回にも四球と長短打で2点を奪われ「もったいない失点が多かった。粘りきれなかった」と反省の言葉を口にした。

 それでも4回以降は「自分で考えながら修正できた」。腕をしっかりと振って直球とチェンジアップを投げ込み、パドレス打線に追加点を許さず。今キャンプで握りを改良するなど、特に手応えを感じたというチェンジアップでは5回から6回にかけてガルビス、アスアヘ、スパンゲンバーグという左打者を3者連続空振り三振に仕留め「狙って取れたというか、ワンバウンドで振ってくれたらと思って投げたら振ってくれた。ああいう三振も大事になってくる」。今季2度目となる2ケタ三振に「次につながる」とうなずいた。

 開幕早々にはチーム事情もあって、一度は中継ぎへと回った。この日は昨年5月10日以来となる、球数100球超えだ。久々に上がった6回のマウンドでは走者を2人残しての降板となったが「むしろ最後の方が状態が上がってきていた。失点してしまった後に粘れたのは収穫」と前田。今季初の4連勝と上向きつつあるチーム状態とともに、上昇気流に乗っていく。(穐村 賢)

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