鉄人リプケンさん悲痛「2人の友情こそ何よりも貴重だった」衣笠祥雄さん悼む

スポーツ報知

 メジャーで2632試合連続出場の記録を持つカル・リプケンさん(57)が24日(日本時間25日)、23日に71歳で死去した2215試合連続出場の日本記録保持者、衣笠祥雄さんを自身のフェイスブックで悼んだ。

 ともに「鉄人」の愛称で親しまれた2人。96年にリプケンさんが衣笠さんの記録を超えた時には、衣笠さんがお祝いにかけつけた。東日本大震災が発生した11年には、米国大使館が岩手・大船渡市で開催した復興支援の野球教室に参加。リプケン氏は「死去の知らせを聞き、本当に悲しい」とつづり「我々が愛するこの競技に対し、同じような接し方をしていたが、2人の友情こそ何よりも貴重だった。彼に対する尊敬の念は非常に大きい」と悼んだ。

 また大リーグの公式サイトは「『日本の鉄人』が71歳で亡くなった」と大きく報じた。衣笠さんの経歴だけでなく、リプケンさんが記録を更新した時の2ショットや、75年広島初のリーグ優勝の際の古葉竹識監督、山本浩二外野手との歓喜の写真も掲載した。

 さらにハガティ駐日米大使は、自らのツイッターで「日本の『鉄人』衣笠祥雄さんの訃報に接し、心から哀悼の意を表します」との談話を出し、11年に開催した岩手・大船渡での野球教室への協力などへの感謝もつづった。

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