マーリンズ・田沢、今季初ホールド「使ってくれた監督に感謝」

スポーツ報知

◆ドジャース6―8マーリンズ(26日・ドジャースタジアム)

 マーリンズの田沢純一投手(31)が25日(日本時間26日)、敵地でのドジャース戦で6―3とリードの8回2死一塁から救援登板。打者1人を3球三振に仕留めて、今季初ホールドを記録した。

 2点を奪われ3点差に詰め寄られた8回2死一塁。田沢がたったの3球で仕事をやってのけた。打席に迎えたベテラン内野手のアットリーをカーブ2球で簡単に追い込むと、3球目は外角に90マイル(約144キロ)の直球を投げ込んで見逃し三振。リードを守って守護神にバトンを渡すと「非常にいいボールを投げられた」と納得の表情で振り返った。

 前回21日のブルワーズ戦では1死も奪えずにサヨナラ本塁打を許して敗戦投手。19日にも6失点を喫するなど精彩を欠く投球が続いていただけに「最近やられているので、使ってくれた監督に感謝。それに応えられてよかった」。3戦ぶりの無失点投球に安堵の言葉を口にした。

 昨季の不振も影響して開幕からは負け試合での登板が続き、12試合目のマウンドにしてホールドは今季初。「今日はいい試合展開の中で投げられた。こういう時にしっかり結果を出して、また次かなと思う」。メジャー90ホールドを誇る右腕は1度の好投に浮かれることなく気を引き締めた。(穐村 賢通信員)

野球

×