張本勲氏、イチローと超異例契約結んだマリナーズに「喝」…会長付特別補佐は「何の役にも立たない」

スポーツ報知

 野球評論家・張本勲氏(77)が6日放送のTBS系「サンデーモーニング」(日曜・前8時)に生出演し、マリナーズのイチロー外野手(44)がメジャー出場の前提となる40人枠を外れ、会長付特別補佐に就任したことに「喝だ。マリナーズに喝ですよ」と断じた。

 その理由について「練習はさせるけど、ゲームには出さない?お預けしているみたいで、ひどいじゃないですか。だから、練習して良かったら、出てもらいますよ、ぐらい発言してもらいたい。これが一つ」。さらに「もう一つは、アドバイザー?オーナー?何の役にも立たない。やるならGMの上の球団社長か、オーナー代行か。恐らく来年、日本で開幕戦やるじゃないですか。興行に来るじゃないですか。そのときにピンチヒッターにでも使おうとしているわけでしょ、客寄せパンダみたいに」と指摘した。

 今回の契約は、今季の残り試合は選手として出場せず、チームをサポートする。ユニホームは着たままで、来季以降に選手復帰する可能性が残されるという超異例の内容。番組ではマリナーズの狙いを<1>「イチローにはマリナーズでキャリアを終えて欲しい<2>チームに帯同するだけで若手の模範となってくれるだろう<3>来年に予定されている東京ドームでの開幕戦に残しておきたい-などと解説した。

 これに対して張本氏は「そんな歯の浮くような言い訳なんか聞きたくないですよ。彼が来るなら背広で来て、オーナー代行で、米国行って一チームを私が連れてきましたと。私が作ったチームを見て下さいと。これぐらいマイクで発言してもらいたいよ。イチローを離したくないから、こういう屁理屈を作って、捕まえているんだろうけどもね。もうユニホーム姿で見たくないじゃないですか。世界的な選手ですよ。それを見たいという人は本当のイチローのファンでもなければ、野球ファンでもない。できれば背広でいいチームを作って、いい選手を出して一チームを連れてきてもらいたいよ」との持論を展開した。

 さらに張本氏は「最後にもう一つ」と前置きし、マリナーズが来年3月に日本で試合することに「日本で興行やるんでしょ?本当は喝入れたいんですけど。自分の庭で自分の子供を押しのけてよその子供が跳んだりはねたりして面白い?日本のファンとか日本人を大事にしてもらいたいわね。よっぽど、日本が儲かるんだね、まだ。芸能界でもどこでも興行やるから。米国野球は見慣れているじゃないですか。WBC、日米野球、テレビ、もういい加減にしてもらいたいわ。終わり」と声を荒げていた。

野球

×