エンゼルス大谷、「ホームランダービー」出場へソーシア監督が後押し

スポーツ報知

 【アナハイム(米カリフォルニア州)=小谷真弥、金岡美佐】エンゼルスのマイク・ソーシア監督(59)が19日(日本時間20日)、7月16日の球宴前夜祭に行われるホームランダービー(ワシントン)への大谷翔平投手(23)の出場を、容認する考えを示唆した。レイズ戦前に「選手の判断に任せます。いろんな要素が含まれるが、最終的には選手が判断して決めること」と“後押し”すると明かした。

 大谷は前日18日の打撃練習で、右翼後方の大型スクリーンに直撃する特大弾を放った。この日、球団関係者がレーザーポインターを使って飛距離を測定。実に513フィート(約156・4メートル)だったと発表された。

 「打者天国」といわれるクアーズ・フィールドでは、8日の打撃練習で36スイングして推定150メートル弾を含む15本のサク越えを記録。「投球でも打撃でも熱心に練習し、周到な準備をしている。かなりのパワーがある」と指揮官。大リーグ機構から出場要請があれば、本人に決断を委ねるつもり。ホームランダービーに出場となれば、日本人初となる。

 大谷は20日(同21日午前5時7分開始)のレイズ戦に、4勝目を懸けて先発する。この日は欠場し、キャッチボールなどで調整した。チームは今季ワーストの5連敗中。苦境を救う投球に期待だ。(小谷 真弥)

 ◆ホームランダービー 1985年に始まった球宴前夜祭の人気イベント。原則球宴出場選手の中から8人を選抜して、本塁打数の合計を1回戦、準決勝、決勝と3ラウンドで競う。日本のようにスイング数ではなく4分間に何本打てるかで決める(途中タイムアウトあり)。飛距離440フィート(約134メートル)以上のホームランを2本以上打つと、30秒間のボーナスタイムが得られる。昨年はジャッジ(ヤンキース)が合計47本打って優勝した。

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