エンゼルス大谷に相手チームから称賛の嵐「刺激的な投球」「脱帽だ」

スポーツ報知

◆エンゼルス5―2レイズ(20日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)が20日(日本時間21日)、本拠地のレイズ戦でメジャー自己最長となる7回2/3を投げ、6安打2失点で今季4勝目(1敗)。チームの連敗を5で止め、レイズの連勝を6で止めた大谷へ称賛の声が漏れた。

 3回先頭の初球打ちで左中間越えの今季4号ソロ、8回先頭ではカウント0―2から一塁線を突く右二塁打を放った右翼・フィールドは、「全4球種を駆使した配球もよく、バランスを崩された。刺激的な投球だった」。

 2回1死は甘く入った直球を捕らえた右中間二塁打。7回1死一塁はスライダーにバットの先を当てて右中間安打とした三塁・ダフィーは、「いい投手だ。真ん中の球を狙うしかない。2本目の安打はラッキーだった」と振り返った。

 2日前の打撃練習で目撃した打者・大谷の特大156メートル柵越えについては、「僕だったら二塁から打たないと届かないような所へ打球を飛ばしていた」と目を丸くした。

 前日、メジャー登板589試合目にして初先発し、2日連続で先発を任された救援右腕ロモは、2016年11月の侍ジャパン対メキシコ代表戦で対決した当時から大谷を高く評価。「褒め尽くされてメジャー入りしたが、その言葉は真実を語っていた。脱帽だよ」と話した。

 この日はDHで出場し、3四球2盗塁で2得点と足で大谷を援護した同僚トラウトは、「ショーヘイがマウンドに立つと、大抵、敵は圧倒される。見ていて楽しい」。大谷攻略法を問われると、「打てる球を待ち、来たら逃さないこと。僕はチームメイトでよかった」と胸を撫で下ろした。(金岡美佐通信員)

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