平野、14試合連続無失点「しっかりコースに投げられている感じがある」

スポーツ報知

 ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手(34)が6日(日本時間7日)、敵地でのジャイアンツ戦で2点リードの7回から登板。1回を投げて1安打無失点、1奪三振で14試合連続無失点とし、防御率を1・73とした。

 直球とフォークを自在に操った平野が再び無失点投球を披露した。先頭のジャクソンを直球2球で簡単に追い込むと、4球目にはストライクからボールになる宝刀のフォークで空振り三振。続く代打ペンスにはボテボテの三塁内野安打を許したが、1番パニックは高めの直球で注文どおりの遊ゴロ併殺に打ち取り「うまく打たせられたので良かった。今は真っすぐをしっかりコースに投げられている感じがある」と胸を張った。

 前夜は2四球を与えるなど制球に苦しんだが、一晩で立て直した要因を問われた右腕は「今日はいいボールがいきますようにっていう感じだと思いますけどね」とちゃめっ気たっぷりの笑み。その後、「ストレートをもう一回しっかり投げることを意識した」と自身の生命線でもある直球の切れと制球を見つめ直したことを明かし、14試合連続無失点という好投につなげてみせた。

 チームは2点リードのまま9回に抑えのボックスバーガーを投入したが同点2ランを浴び、延長戦の末にサヨナラ負け。自らの好投が勝利という結果にはつながらず「残念ですけど、これが野球。こういうこともある」と平野。痛恨被弾を許した守護神を気遣いつつ、自身も気持ちを切り替えた。

  (穐村 賢通信員)

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