ヤンキース・田中、走塁中のアクシデントで途中交代 5回1失点もメジャー60勝お預け

スポーツ報知

◆メッツ1―4ヤンキース(8日・ニューヨーク)

 ヤンキースの田中将大投手(29)が8日(日本時間9日)、敵地のメッツ戦に先発。走塁中のアクシデントで両太もも裏の張りで交代した。5回を投げ1安打1失点の好投も8勝目&メジャー60勝目はお預けとなった。

 交流戦ナ・リーグ本拠地試合ではDHが使えず8番に座った田中。6回に一塁ゴロ失策で出塁し、1死満塁で三塁走者になった。ここでジャッジが右飛を放つと本塁へ走り、同点のホームを踏んだ際に表情をゆがめた。直後のマウンドに上がることなく「なってしまったものはしょうがない」と話すしかなかった。

 1回に先頭ニモに甘く入った直球を右翼2階席に特大アーチを運ばれた。だが、後続は3者連続で空振り三振とし、5回までいつも以上にスプリットがさえ毎回の8三振を奪った。この試合まで1・49とリーグトップの防御率を誇る相手先発デグロムは5回まで無失点。何とか1点を、との激走が両足に予想外の負担をかけてしまったようだ。それだけに「ああいう形で(マウンドを)降りることはフラストレーション。明日(9日)チームドクターに診てもらって、それ以降のスケジュールは分かると思う」と言葉を選んだ。今季日本人先発投手で唯一、故障者リスト入りしていない右腕の状態が気に掛かる。

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