張本勲氏、大谷のケガの原因は「走り込んでいないから」…「ピッチャー生命に関わります」

スポーツ報知
張本勲氏

 野球評論家・張本勲氏(77)が10日放送のTBS系「サンデーモーニング」(日曜・前8時)に出演し、エンゼルスの大谷翔平投手(23)が8日(日本時間9日)、右肘の内側側副靱帯(じんたい)の損傷で、メジャー移籍後初の故障者リスト(DL)入りしたことに「心配だね」と案じた。

 大谷は6日のロイヤルズ戦の後に右肘の違和感を訴え、7日にロサンゼルスで組織の修復や回復を図る多血小板血漿(しょう)=PRP=治療と幹細胞注射を受けた。3週間ノースローの予定で、再検査後に今後の方針を決める。PRP治療で効果が表れなかった場合は、手術をする可能性もある。

 こうした状況に「これ、メス入れたら1年半ぐらいかかりますよ」との示し、「右の肘のじん帯。左バッターは右手が重心にならないとダメなんですよ。右ひじ痛めるとバッターにも影響ありますよ」と指摘。同時に「ピッチャーとしたら生命に関わりますよ」とも話した。

 ケガの原因を「何回も言うけど、走り込んでないから」と持論を示すと、「足で投げるから、ピッチャーは。極端に言えばね、足で始動して最後は足だから。手は後から付いてくることですから。大投手はみんな同じこと言ってますよ。(走るのは)一番苦しいし、一番嫌なこと。でも一番大事なことをやらなきゃスポーツ選手は成功しませんよ」と断じていた。

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