カブス・ダルビッシュ、実戦形式の登板へ「痛みが出ないことを祈る」

スポーツ報知

 右上腕三頭筋の腱炎で10日間の故障者リスト(DL)に入っているカブスのダルビッシュ有投手(31)が18日(日本時間19日)、翌19日(同20日)に予定している実戦形式での登板に向けてキャッチボールやダッシュなどで調整した。

 5月26日のDL入り後、2度のブルペン投球を行い調整してきたダルビッシュは「昨日はだいぶ良くなって、今日もさらに良くなった」。日によって状態の良し悪しはあるものの、順調な回復ぶりを実感している様子だった。

 19日には約1か月ぶりに打者を立たせての実戦形式に登板する予定で「不安はありますけど、それも一つのステップと思ってやる。とりあえずちゃんとストライクを投げられて、痛みが出ないことを祈る」。慎重に言葉を選びながらも表情に暗さはなく、この日の試合前に腰痛で戦列を離れているドジャースの元同僚カーショーが打者相手の実戦形式に登板したことを伝え聞くと「明日投げてたら、僕とカーショーでお互い投げ合えたのに」と笑顔で冗談を飛ばす余裕も見せた。

 首脳陣はダルビッシュの球宴前の復帰を期待するが、31歳の右腕に焦りはない。「変に早く(戦列に)帰ってきて(好調な)チームのペースを乱すのもどうかなって」。自虐的に笑いつつも、万全の状態での戦列復帰を見据えていた。

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