【ヤクルト】ドラ1右腕・樹理、4回0封で開幕ローテ「確」

2016年3月4日6時0分  スポーツ報知

 ◆オープン戦 ヤクルト 2-1DeNA (3日・横浜)

 ヤクルトのドラフト1位、原樹が、開幕ローテ入りに大前進した。最大の武器「ジュリーシュート」を軸に、強気の投球で4回を4安打無失点。チーム6戦目でのオープン戦初勝利に貢献し、開幕6戦目となる31日の阪神戦(神宮)でデビューも見えてきた。

 走者を背負っても、原樹の心は前のめりに攻め続けた。2回1死二、三塁のピンチ。ともにシュートで飛雄馬を二ゴロ、関根を遊ゴロに仕留め、無失点に封じた。3回2死一、二塁では強打者・筒香をカットボールで遊飛に抑えた。「状態が上がっていなかったんですけど、勝負勘が鈍っていなかったので、そこはホッとしました」と胸を張った。

 ダル流思考で登板を“おかわり”した。予定された3回を36球でまとめ、ベンチで“続投”を打診されると、メジャー右腕の言葉を思い出した。「ダルビッシュさんの本(『ダルビッシュ有の変化球バイブル』)に『ブルペンでの100球より実戦での1球』と書かれていたので、行かせてもらいました」。4回まで8つのゴロアウトは攻めた証し。投げっぷりの良さが光り、本塁を許さなかった。

 同じ東都大学リーグで競い合ったライバルに続いた。2日の同カードではDeNAのドラ1・今永が5回無失点の快投。試合後にLINEでエールを送り合った。「東都(大学リーグ勢)で活躍できたらいいと言ってましたし、うれしかったし、モチベーションになりました。負けたくない気持ちもある」とライバル心は強い。

名前誤表示… 知名度アップにも燃えている。2月21日の阪神戦(浦添)に続き、この日のハマスタのスコアボードにも「原樹理」ではなく「原樹里」としばらく誤表示された。登板中は気づかず「えっ! マジすか。早く覚えてもらえるように頑張ります」と笑った。これでオープン戦は計6回を無失点。アピールし続ければ、それも時間の問題だ。

 小川、石川、館山、デイビーズ、杉浦に続く先発6番手争い。成瀬、新垣、山中ら実績ある投手との勝負になる。ルーキーがもたらしたオープン戦初勝利。真中監督は樹理の開幕ローテ入りには「候補です」と言うにとどめながらも、「今日ぐらいの内容なら問題ない」と絶賛した。大きく抜け出した感もあり、順当ならば31日の阪神戦がデビュー戦になる可能性は十分ありそうだ。(田島 正登)

 ◆原 樹理(はら・じゅり)1993年7月19日、兵庫・加古川市生まれ。22歳。東洋大姫路高で3年夏の甲子園8強。東洋大では1年春の開幕戦で初登板し、1部通算11試合で1勝4敗。昨夏の巨人2軍との交流戦で8回まで無安打に封じ、完投勝ちした。昨秋のドラフト1位でヤクルト入り。180センチ、79キロ。右投右打。

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