【広島】赤松「胃がん」公表、来月手術…34歳足のスペシャリスト

2016年12月29日6時0分  スポーツ報知
  • 8月20日ナインと笑顔でタッチする赤松

 広島・赤松真人外野手(34)が28日、広島市内の球団事務所で会見し、初期段階の胃がんを患っていることを公表した。15日に広島市内の医療機関で検査した結果、発覚。来年1月上旬に手術を受ける予定で、腹腔鏡(ふくくうきょう)で患部を摘出する。走塁のスペシャリストで、2010年にゴールデン・グラブを受賞した好守でも活躍。復帰のメドなどは手術後の経過次第となるが、早期の戦列復帰を誓った。

 年の瀬の広島にショッキングなニュースが飛び込んできた。緊急記者会見を開いた赤松。スーツ姿で冷静に状況を説明したが、その内容は胃がん発覚という衝撃的なものだった。

 「胃にがんが見つかりました。命にかかわるということはないのですが、手術をしなければならないと。言うか言わないか迷いました。報告せずに休んで、何も言わずに帰ってくるよりも、先に言った方が楽なのかなと思った」

 自覚症状はなかった。球団の定期健康診断でも問題はなかった。15日に個人的に健康診断に臨み、初めて受けた胃カメラ検査でがんが見つかった。初期段階だったのは不幸中の幸い。笑いながら報道陣に呼びかけた。

 「もし40歳で初めて胃カメラをのんでいたら、進行が進んで死んでいたと言われた。今回分かったことは、本当にありがたく思わなきゃいけない。皆さんもやった方がいいですよ」

 赤松の名を一躍有名にしたのが“ザ・キャッチ”だ。2010年8月4日の横浜戦(マツダ)で、村田(現巨人)が放ったバックスクリーン左への本塁打性の大飛球を、フェンスによじ登り好捕。米スポーツ専門局ESPNで紹介されるなど海外メディアでも話題となり、同年には初のゴールデン・グラブを受賞した。走塁のスペシャリストとして今季も89試合に出場。6月14日の西武戦(マツダ)で放った“V打”は、史上初となるコリジョン(衝突)ルール適用でのサヨナラ勝ちとなるなど、25年ぶりのリーグ優勝に貢献した。

 1月上旬に患部の摘出手術を受ける。

 「良くて胃の半分。普通なら3分の2。開けてみてダメだった場合は全部(の切除)」

 最悪のケースも想定するが暗い表情は見せず。完治はもちろん、現役選手としての完全復活を目指す。

 「現役で病気をして手術をして復帰をした前例があるのか分からないが、僕が良い前例を作れるようにしたい」

 復帰のメドは術後の経過次第となるが、本人は前だけを向いている。鈴木球団本部長も「ショックだったけど、早期発見で良かった。できる限り支えていく」と、球団として最大限のバックアップを約束した。

 ◆赤松 真人(あかまつ・まさと)1982年9月6日、京都府生まれ。34歳。平安高2年のセンバツでベスト8。立命大を経て、2004年ドラフト6巡目で阪神に入団。FA移籍した新井の人的補償で08年に広島に移籍。今季は主に代走、守備固めで89試合に出場し、打率3割6分8厘、12盗塁。通算867試合で、403安打、21本塁打、144打点、136盗塁、打率2割4分9厘。10年にゴールデン・グラブ賞。182センチ、75キロ。右投右打。既婚。

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