【WBC】侍に援軍、LAから日本人料理人が帯同へ

2017年3月17日5時45分  スポーツ報知
  • チャーター機で決戦の地・米国に向かった侍ジャパンナイン

 世界一奪還を目指して日本を出発した侍ジャパンに、“専属料理人”が加わる。米アリゾナで行う直前合宿から、米ロサンゼルスにある日本料理店の日本人シェフがチームに帯同して食事面を全面サポートすることが16日、分かった。

 米国で世界一をかけた戦いに臨むチームにとって、大きな不安要素が解消される。前回の13年大会では、アリゾナでの調整試合で、球場で用意されているケータリングの量が足りず、選手が空腹を抱えながらプレーする―という事態があった。また、試合当日に選手宿舎に朝食が用意されていないこともあり、今回も選手からは食事面での不安を訴える声が上がっていたという。

 そこで白羽の矢が立ったのが、ロサンゼルスの日本料理店「さぬきの里」で料理長を務める水原英政さんだ。同店は、有名人も数多く足を運ぶという人気店。しかも、水原さんは昨年、今年と2年連続で日本ハムの米アリゾナキャンプをサポート。練習中のケータリングだけでなく、チーム宿舎近くのクラブハウスで朝、晩もバリエーション豊かでおいしい日本料理を提供し、大谷ら選手からも好評を得ていたという実績もある。

 小久保監督は15年11月に日本と台湾で行われたプレミア12でも、台湾滞在時には現地のホテルと連絡を取り、質の高い料理がとれる環境づくりにこだわっていた。今回もその意向に沿った形で、現地ではチームに帯同している管理栄養士とも連携しながら、日本料理を中心とした食事が用意されることになりそうだ。

 チーム関係者は「チームとして、食というものを大事にしたい。野球だけに集中できる環境を整えてあげたい」と説明。グラウンド内外で万全のサポート態勢を作り上げ、2大会ぶりの世界一をバックアップしていく。

 ◆現地での日本代表の食事事情 2000年シドニー五輪ではホテルのメニュー中心だったが、シドニー市内の日本料理店から料理人を借りたり、日本から水やカップめんを持ち込んだ。01年に台湾で開催された野球W杯では、土地柄もあって中華料理が中心。脂っこい食事を嫌う選手から不満の声も上がり、食あたりを起こした選手もいた。画期的だったのは2004年アテネ五輪。長嶋監督の持論で「おいしい食事は日々の疲れを癒やし、明日への活力を生むから」と指名した日本料理店の野崎洋光さんが専属料理長として帯同し、食のドリームチームを結成。最高の食材を各地から空輸した。08年北京五輪では宿舎に日本人の調理スタッフが在籍。09、13年のWBCは主催者から食事代が支給されたが、各自が食事場所を探す必要があった。

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