【WBC】筒香2二塁打「順調に準決勝に入っていける」

2017年3月21日5時50分  スポーツ報知
  • 6回無死、左越えに二塁打を放つ筒香(左奥は次打者の中田=カメラ・堺 恒志)

 ◆WBC強化試合 ドジャース3x―2日本(19日、アリゾナ州グレンデール)

 感情は一切、表に出さなかった。筒香の言葉に気力がこもった。「今さら、何かを変えるつもりはない。コンディションをしっかり整えたい」。18日(日本時間19日)のカブス戦の2安打に続き、ドジャース相手に二塁打を2本。「順調に準決勝に入っていける」と大きく息を吐いた。

 2回にフルカウントから左中間を破り、6回は初球を左翼線へ運んだ。敵将・ロバーツ監督に「メジャーでやれるポテンシャルはあると思う。もっと見たい」と称賛されても、主砲として責任を全うすることに集中。「メジャーリーガーと対戦することを楽しみにして、大会をやっているわけではない」と胸を張った。

 この日の快音はともに中堅から左方向だった。「長い間、野球をやりたい。野球がうまくなりたい」と情熱を持ったプロ2年目の11年オフ。初めてロサンゼルスで自主トレを行った。「マイナーの選手であっても、米国の打者はきっちりと反対方向に打つ。大事なことだと思いましたね」。現地で見た光景に刺激を受け、自身にも取り入れた。中堅から逆方向へ打ち返すことから始める練習。すっかり定着したスタイルの原点は当時にあった。

 1次RでMVPに輝き「変わらず打席に入れている。コンディションはいい」と実感している。2本の二塁打はともに右腕からで、米国先発の“ロアーク打ち”のお手本のようだったが、相手については無関心を強調。アリゾナでの2試合を6打数4安打と完璧に仕上げ「相手どうこうより、変わりなく勝ちに貢献できるようにするだけ」と頼もしい限りだ。

 世界一奪回。そのために小久保監督は「どの並びでいけばつながる可能性が高いか」とベストオーダーを模索している。多少の組み替えがあっても、不動で絶対的なポジションが4番。「日本が勝てるように勝負したい」と腹をくくった大黒柱はすでに、有言実行の方法を計算中だ。(長田 亨)

  • 楽天SocialNewsに投稿!
プロ野球
今日のスポーツ報知(東京版)