【WBC】金村義明氏「紙一重だった」準決勝・米国戦 MVPには小林の名を挙げる

2017年3月22日15時17分  スポーツ報知
  • 3回1死、左前安打を放つ小林

 ◆WBC ▽準決勝 日本1―2米国(21日、ロサンゼルス)

 WBC準決勝が21日(日本時間22日)、米ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われ、日本は米国に1―2で敗れ、2大会連続の4強に終わった。日本は1次ラウンド、2次ラウンドと6戦全勝で、準決勝に進出したが、2009年の第2回大会以来の世界一奪還の夢はかなわなかった。

 スポーツ報知評論家の金村義明氏(53)は勝敗を分けたのは紙一重の差だったという。それでも、戦前の予想を上回る活躍を見せたチームの成長を褒め、MVPに小林誠司捕手(27)=巨人=の名を挙げた。

 「紙一重だった。日本でNO1の名手・菊池の失策(4回、正面のゴロをそらし失点につながる)も、松田の8回の守備(同点の1死二、三塁、前進守備でボテボテの三ゴロをはじき決勝点を許した)もそうだけど、不運としかいいようがない。雨の中(天然芝で)スリップして、アンツーカーもカチカチ(に硬い)で広島の(マツダスタジアム)とは全然違う。振り切った打者の強い打球だったし…。松田のケースも(本塁へ)間に合ったとは思うけど、一番中途半端なバウンドだった。だが、同じ状況だったとしても米国の選手はおそらくエラーはしない。言ったらもう守備は“慣れ”。経験を積むしかない。ボールの質もそうだけど、4年後に大会があるし、このルールでやるのだから克服するしかない。東京ドームで戦って、今回のようにちょこっとアリゾナに行ったってなかなか克服はできない。

 キャッチャーの小林は最高のプレーをした、リードもそうだし、スライダー、フォークのワンバウンドを一つもそらさなかった。侍ジャパンの中で1番成長したし、陰のMVPだと思う。第1回大会で里崎がスターになったのと同じような活躍。キャッチングも上達したし、もう巨人に戻っても、昨年のようにマイコラスに怒られないと思うわ。

 日本は7戦目で初めての黒星だったけれど、今まで勝っていた試合と比べても1番いい内容だった。接戦で本当に実力が伯仲した試合。バリバリのメジャーリーガーの強力打線を抑えたバッテリーは称賛されるべきだ。ビデオ判定が何度もあって間延びしすぎた中、普通はリズムも崩れるけれど、バッテリーは良くやったと思うよ。

 最初は1次ラウンド突破できるやろか、と思っていたけれど、日に日にすごくなっていった。堂々としたベスト4だと思うな。第1回、第2回で世界一になったと言っても、相手チームの意気込みは当時とは違う。昔は日本だけが張り切っていたけど、今はメジャーリーガーが目の色を変えて挑んでいる。その中でのベスト4だから、はるかに価値があると思うな。胸を張って日本に帰ってきて欲しい」

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