【西武】秋山、右足薬指ひびも即先発!2安打3打点1盗塁

2017年3月26日7時0分  スポーツ報知

 ◆オープン戦 西武7―5DeNA(25日・メットライフドーム)

 WBCを終えた侍ジャパンの選手たちが各地でチームに合流し、再スタートを切った。大会前の強化試合で右足薬指を骨折していたことが判明した西武・秋山は、DeNA戦(メットライフ)に「1番・中堅」で先発し、2本の適時打で3打点。激闘を経て一回り大きくなった侍たちが、今度は日本のプロ野球を盛り上げる。

 迷うことなく二塁ベースを蹴った。4点リードの8回1死一塁。秋山はDeNAの5番手・進藤の甘く入ったスライダーをはじき返した。俊足を飛ばす。右中間を破る適時三塁打だ。「球筋も分かったし、しっかりと打てる球を仕留められたのが良かったと思う」。表情に少しの安堵(あんど)感と手応えがにじんだ。

 4回1死二、三塁では右前へ2点適時打を放つと、すぐさま二盗を決めた。4打数2安打3打点で1盗塁。「ただいま」の思いをバットに託し、暴れまくった。

 不安を一掃した。3日に行われた阪神との強化試合(京セラD)で右足に死球を受けた。診断の結果、薬指にひびが入っていた。回復を促すために、シーズン中は利用していなかったビタミンやカルシウムのサプリメントを摂取。電気治療を取り入れて、ドジャー・スタジアムでの準決勝・米国戦では「8番・中堅」でスタメン出場した。23日に帰国したばかりで疲労は残るが、「チームとしても自分としても、出た方がいいと思った」と辻監督に出場の意思を示し、結果で応えた。

 故障したままの帯同は、NPBと球団が慎重に判断を重ねた結果、決まったものだ。しかし、人一倍責任感の強い秋山には、胸に秘めた思いがあった。「盗塁や三塁打は自分の中では積極的にいった。このプレーで、向こうに残ったという判断は正しかったんだ、と見せたかった」。世界で戦うチャンスを残してくれた人たちに、心配をかけたくない―。万全であることを、本拠地で示したかった。

 頼れる1番打者が合流し、辻監督は「WBC中もずっと良かった。あれだけ走れれば大丈夫」とうなずいた。「WBCは終わったこと。気持ちはもう切り替わっている」と秋山。いざ、パ・リーグ開幕。逆境を乗り越えた安打製造機が、たくましさを増して戻ってきた。(小島 和之)

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