【阪神】鳥谷、18日アニキに並ぶ1766試合連続出場…聖望学園恩師・岡本監督が明かす素顔

2017年4月18日6時0分  スポーツ報知
  • 03年秋、聖望学園高の恩師・岡本監督(左)と記念撮影する鳥谷(監督提供)

 阪神・鳥谷敬内野手(35)が18日の中日戦(ナゴヤD)で1766試合連続出場となり、金本知憲(現監督)に並んで日本歴代2位と敵地中日戦なる。ルーキーイヤー04年9月9日のヤクルト戦(甲子園)から14シーズンにわたって続けてきた金字塔。恩師の埼玉・聖望学園高・岡本幹成監督(55)がスポーツ報知の取材に応じ、“新鉄人”の原点や知られざる素顔を明かした。

 入団1年目の13年前からコツコツと地道に積み上げてきた連続試合出場。本当にトリらしくて、すごい記録やね。本当に誇らしく思う。

 入学当初は成長痛で練習もできず、試合に出始めたのは1年秋から。技術的に光るものがあったし、投手としても速い球を投げていたけど、今流行のスーパー1年生とかではなかった。「普通の球児」のイメージが強い。

 でもハートの強さは一流やった。3年夏の県大会の準決勝で登板した時、相手打者の顔付近に死球をぶつけた。動揺するかと思ったけど、表情を変えずに5回途中から無失点リリーフ。体もメンタルもタフだし、志を掲げて目標に突き進む姿勢は群を抜いていた。

 今でも食事の約束をする時は、トリに時間を指定してもらう。以前に「19時に集合な」と声をかけたら「トレーニングをしたいので、20時になってもいいですか?」と返ってきた。昔の野球仲間が集まればよくお酒も飲むけど、必ず自分のやるべき練習を終えて顔を出す。自分を持っているし、本当にブレないよね。

 無愛想で誤解されやすいけど、本当に昔から変わっていなくて、付き合いやすい。今年2月の沖縄キャンプ中も一緒に食事して、よう飲んだよ。「高校時代の監督といまだに一緒に酒を飲むなんて僕ぐらい」って笑ってたけど、本当に気さくで飾り気のない男やね。

 よく「聖望出身のプロ野球選手は7~8人ですか?」と聞かれることがある。実は門倉健(元巨人など)、小野公誠(元ヤクルト)とトリを含めて3人しかいない。3人とも1軍で活躍してくれたのが大きいけど、トリ1人で5人分ぐらいの存在感、効果があるんじゃないかな。

 正直に言えば、もうトリに求めることはない。もう十分に楽しませてもらったし、これ以上を望むことなんて一切ない。でも、沖縄で「2000安打の時は見に来ますか」と言ってくれた時はうれしかった。タイミングが合えば、その場に立ち会いたいと思っている。(聖望学園高野球部監督)

 名古屋入りも淡々「積み重ね」

 阪神・鳥谷は17日、金本監督に並ぶ記録達成を目前にしても、自然体を強調した。18日の中日戦に備えて名古屋入り。「まだ並んでいないので分からない。毎日出ようと思ってやってきただけ。積み重ねです」と、プロ1年目から続く記録を淡々と振り返った。

 昨年7月24日の広島戦(マツダ)では打撃不振でスタメン落ちし、連続フルイニング出場が667試合で途切れた。遊撃の座を追われ、今季も定位置を約束されていなかったが、開幕から三塁で全13試合に先発出場し、打率3割5分4厘、4打点。2000安打にも111本に迫っている。「特にこだわりはない」と個人記録には関心を示さないが、勝利で偉業に花を添えたいところだ。

 ◆岡本 幹成(おかもと・みきしげ)1961年6月8日、大阪府生まれ。55歳。桜宮高から東北福祉大に進み、大学在学中から桜宮高のコーチを務める。86年に聖望学園高監督に就任。99年夏に鳥谷を擁し、甲子園初出場。甲子園では03年夏に8強、08年春に準優勝。

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