【DeNA】今永1安打完封!球団史上13年ぶり快挙にも「完封といっても…」

2017年4月20日5時20分  スポーツ報知
  • 完封勝利の今永(左端)がナインとタッチを交わす(カメラ・岩下 翔太)

 ◆広島0―4DeNA(19日・マツダスタジアム)

 スタンドを真っ赤に染め上げた敵地の広島ファンを黙らせた。9回も続投した今永は、最後の攻撃も3人で料理。プロ最多の132球を投げ抜き、プロ2年目での初完投を1安打完封で飾る今季初勝利だ。「すごく満足感があったし、達成感もあった。勝つことでみんなが救われるんだなと思いました」。マウンド上でナインの祝福を次々と受け、未知の快感を味わった。

 トラウマを吹き飛ばした。マツダでの登板は、昨年10月15日のCS最終S第4戦以来だ。1回6安打6失点でプロ最短KOを喫し、チームも終戦。試合後は悔し涙にくれ、「この経験を今後の野球人生に生かしたい」と誓った。そして、この日。「苦手意識に打ち勝ちたい」という強い決意で挑んでいた。

 そのために、過去と正面から向き合った。これまでCSでの登板映像は見ないままでいたが、この登板に備えて初めて目にした。「冷静にならないといけないとか、あの時のメンタル面を振り返ることができました」。初回先頭の田中を際どいコースの投球で歩かせたのは半年前と一緒だったが、その経験が生きて初回を無失点で切り抜けることができた。

 球団の1安打完封は、04年10月14日の広島戦(広島)で記録した吉見以来、13年ぶりだ。「完封といっても、自分の中ではそんなに評価できない。意味のない四球を4つも出したし、そういうところを突き詰めていかないと連続して勝つことはできない」。自分に厳しい2年目左腕が今季3戦目での白星。飛躍のシーズンへスタートを切った。(片岡 泰彦)

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