【山村宏樹 一発解投】救援陣への“気遣い”まだ不要

2017年4月22日9時0分  スポーツ報知
  • 19日の西武戦で先発し、8回に同点に追いつかれた則本

 ◆ソフトバンク4x―3楽天=延長12回=(21日・福岡ヤフオクドーム)

 楽天にとっては、リードしていただけに悔やまれる1敗だった。19日の西武戦(メットライフドーム)だ。7回まで116球投げていた先発・則本が、8回もマウンドへ。しかしこの回、3安打に味方の失策も絡んで2失点。4―4に追いつかれ、結局はリリーフ陣をつぎ込んだ末、延長12回にサヨナラ負けした。

 楽天は開幕から「7回森原→8回ハーマン→9回松井裕」という“勝利の方程式”が機能している。しかし梨田監督ら首脳陣は、エースの則本には続投させた。8回もマウンドに送り出したのは、完投を見据えていたのかもしれない。私は7回で代えても良かったと思う。8回の則本は、スピードはともかく、球の勢いや雰囲気が7回までとは違うと感じた。

 前回も触れたが、則本はWBC出場のため、オープン戦で段階的に投球イニングを延ばす調整ができなかった。また、12日の西武戦で5回6失点KOされた後の登板だけに、ここは良いイメージのままマウンドを降りることも大事だった。

 梨田監督らには「リリーフ陣を休ませたい」という思いがあったのだろう。しかし楽天は、4月には6連戦がない。今週も17日が休日で、18~19日の西武2連戦の後、20日は移動日。まだ気遣う必要はなかった。私も経験があるが、リリーフ投手は気持ちが乗っていればどんどん行けるものだ。

 延長12回は新人の森原が登板し、初めて敗戦投手になった。しかし、投手は自分の登板の順番やイニングを考えて、ブルペンで作っていく。順番が変われば気持ちも変わる。新人で経験も浅いし、打たれたのは責められない。(スポーツコメンテーター、随時掲載)

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