【球宴】則本、菅野の直球指令に応えて自己最速158キロ

2017年7月16日6時0分  スポーツ報知
  • 2回2死、ゲレーロに速球を投げ込み、雄たけびを上げる則本

 ◆マイナビオールスターゲーム2017 第2戦 全パ3―1全セ(15日・ZOZOマリン)

 全パの楽天・則本はドヤ顔で三塁ベンチ前の菅野と目を合わせ、小さく笑った。2回2死、ゲレーロへの2球目。高めに上ずった直球は自己最速を1キロ上回る158キロをマークした。「ゲレーロに投げる前に菅野さんを見たら真っすぐで行けと言われたので、最後まで真っすぐで行きました。こんなに球速が出るとは思っていなかったです」。敵軍の先輩の期待に応えるようにして、驚がくの数字をたたき出した。

 菅野とはオールスター前から“作戦”を練っていた。第1戦前夜の13日、2人は名古屋で食事をした。そこで則本は菅野から「ちゃんと変化球を投げて、俺も使ってもいい雰囲気を作ってよ」と頼み込まれた。すると先頭・糸井に対しての初球に115キロのカーブを使うなど、2回2死までは、フォーク、スライダーも交えながら3K。「3つも三振を取れたので十分ですね」と納得。セ・リーグ1位9勝の菅野からの直球勝負指令は、そろそろパ・リーグトップ9勝の力を見せろというシグナルだったのかもしれない。

 菅野とはWBCのチームメート。意気投合し、多くの時間を共に過ごした。米国での準決勝前夜も宿舎内で2人で卓球やビリヤードを1時間くらいして息抜きをしたほど。菅野のワンシームを参考に新球・スプリットも習得し投球の幅も広げ、チームは違えど公私ともに慕っている。そんな先輩と球宴で投げ合い「2回無安打で抑えられたのはうれしい」とホッとしていた。

 前半戦はメジャー記録に並ぶ8試合連続2ケタKを記録するなど、圧倒的な投球を披露。対戦の少ない菅野に進化を見せつけた。(安藤 宏太)

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