【西武】黄金時代級!26年ぶり12連勝!菊池は工藤級だ

2017年8月4日6時0分  スポーツ報知
  • 左翼スタンドのファンの前で12連勝を祝いバンザイする山川(左)と菊池(カメラ・佐々木 清勝)

 ◆西武8―1楽天(3日・メットライフドーム)

 西武が26年ぶりに12連勝を飾った。先発・菊池は日本人左腕最速を1キロ更新する158キロをたたき出すなど8回3安打11奪三振の1失点でリーグトップタイの11勝目。楽天戦は自身7連勝だ。新人・源田は、5回の安打で86年・清原和博以来の球団新人100安打に到達すると、7回には今季7本目の三塁打を放って52年の中西太が持つ球団新人最多記録に並んだ。2位・楽天とは4差になった。

 残った力を振り絞った。この日一番の勝負どころで、菊池はギアをマックスに入れた。7点リードの8回2死一、二塁。茂木への8球目、真ん中高めの148キロで二ゴロに打ち取り、グラブをたたいてほえた。「ちょっと疲れが出てしまった」と反省したが8回3安打1失点、115球の熱投でリーグトップタイの11勝目。91年以来、26年ぶりの12連勝の主役になった。

 楽天打線を力でねじ伏せた。5回2死までは完全投球。球場をどよめかせたのはその5回だ。先頭・ウィーラーへの6球目、内角直球が158キロを計測。惜しくもボール判定だったが、自身が持つ日本人左腕最速の157キロを更新した。6回は細川に左越えソロを浴びたがそこからがエースの本気。「流れがどちらにいくか分からないところ。ギアを上げて投げた」と3者連続空振り三振に斬った。11奪三振で、昨季から続く楽天戦の連勝を7に伸ばした。

 わずかな努力もいとわない。雄星はもともと左手中指にマメができやすいタイプ。過去には幾度も緊急降板を経験してきただけに、現在はイニング間に扇風機で指先を乾燥させる対策を講じている。「指先を乾かしていないとすぐにマメができてしまう。扇風機は昨年からですが、対処できることはやっていこうと」。今季の圧倒的なパフォーマンスは細かな工夫のたまものだ。

 前回12連勝を記録した91年は工藤公康(現ソフトバンク監督)が16勝3敗で2年連続の日本一に貢献したが、それに勝るとも劣らない投球を見せている。首位・ソフトバンクとは6・5差あるが、左腕も22日からの敵地での3連戦で登板予定。エースの働きが首位奪取のカギを握る。

 防御率1・90もリーグトップのままで2冠をキープ。辻監督は「頼もしい投球だった」とたたえた。4日からはソフトバンク3連戦。最高の形でつないだが「一喜一憂せずに目の前の試合で勝利を積み上げていけば上も見えてくる」と雄星。勝って兜(かぶと)の緒を締めた。(小島 和之)

 ◆1991年の西武 81勝43敗6分けで2年連続13度目のリーグ優勝。打線はデストラーデが39本塁打、92打点で2冠王を獲得。投手では渡辺智が最優秀防御率、工藤が16勝3敗で最高勝率のタイトルを獲得した。広島との日本シリーズを4勝3敗で制し、2年連続10度目の日本一に輝いた。

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