【オリックス】平野、メジャーへ海外FA権行使を決断「自分の気持ち、方向性固まった」

2017年10月8日4時30分  スポーツ報知
  • 海外FA権行使を決断した平野

 オリックス・平野佳寿投手(33)が、今オフの米大リーグ挑戦を視野に海外フリーエージェント(FA)権行使を決断したことが7日、分かった。本拠地最終戦となったこの日、初めて球団側へ意向を伝えた。近く正式に表明する見通し。国内他球団へ移籍する選択肢はなく、メジャーか残留かの二者択一。通算156セーブを誇る守護神にはレッドソックスを筆頭に、カブスなど複数球団が獲得調査に本腰を入れている。

 平野が一つの結論を出した。この日の本拠地最終戦を区切りとし、来季の選択肢を海外まで広げることを決め、球団側に初めて海外FA権を行使する意向を伝えた。右腕は、スポーツ報知の取材に「詳しいことは全日程が終わってからですが、自分の気持ち、方向性という部分では固まりました」と打ち明けた。

 2005年のドラフト希望枠で入団し、生え抜きの看板選手になるまで成長。「僕を育ててくれたのはオリックスなので」と国内他球団へ移籍する意思はなく、あくまでメジャー挑戦を視野に入れた決断だ。今後は段階を踏み、権利行使へ準備を進めていくことになる。

 15年に、海外FA権を取得したままオリックスと3年契約を結んだ。最終年だった今季は、3月にWBCを経験。初めての国際大会が大きな転機となった。日本人投手が苦しむとされるメジャー球に試行錯誤し、1次ラウンドB組初戦のキューバ戦では2失点。しかし、その後の5試合はわずか1安打とほぼ完璧に抑える適応力を示してみせた。

 日本ハム・大谷がクローズアップされる一方で、ひそかに平野のセットアッパーとしての評価も米球界で急上昇していった。シーズン中からメジャー球団が視察を重ね、特に熱心なのがレッドソックスだった。150キロを超える直球と、落差あるフォークが決め球。実は昨年からマークを続け、関係者によれば、複数年契約を準備して獲得へ本腰を入れているもようだ。故障が少ないことも大きな魅力で、カブスやカージナルスなどもリストアップ。強い関心を寄せられていることを伝え聞くたび、平野本人もメジャーへの純粋な興味が膨らんでいった。

 10年からリリーフに転向し、最優秀中継ぎ、セーブ王のタイトルを獲得。16年にはプロ野球史上3人目の100ホールド100セーブも達成した。球団は全力で慰留に努める方針だが、パ・リーグを代表するクローザーが大きな一歩を踏み出す。

 ◆平野 佳寿(ひらの・よしひさ)1984年3月8日、京都府生まれ。33歳。鳥羽高から京産大を経て、2005年大学・社会人ドラフト希望枠でオリックス入団。新人だった06年に先発で7勝。10年から救援へ転向し、11年に最優秀中継ぎ投手、14年には最多セーブ投手。今年3月に追加招集でWBC初出場。通算成績は549試合で48勝69敗156セーブ139ホールド、防御率3.10。186センチ、84キロ。右投右打。今季年俸3億円。

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