来季から導入「リクエスト」制度は審判の自発的検証促す“圧力”にもなる…記者の目

2017年11月14日10時0分  スポーツ報知
  • 来季から導入される「リクエスト」制度で、きわどいプレーが検証されることになる

 プロ野球の理事会、実行委員会が13日、都内で行われ、来季から審判の判定に異議がある場合に、監督が映像によるリプレー検証を求めることができる「リクエスト」制度の導入が決まった。

 これまでのリプレー検証も、きわどい判定を監督が抗議=リクエストを受けて審判団が検証に入るものだと思っていたファンも多いはず。実際は監督に検証を求める権限はなく、あくまで審判団だけが判断する権限を持っていた。

 監督のリクエストが認められる一方、これまで対象となっていた本塁打性の打球や本塁での衝突(コリジョン)の確認、危険なスライディングの判定は、今後も審判自身の判断でリプレー検証を行える。

 ただ、ファンが“誤解”したように、これからも微妙な判定の場合、監督は反射的にベンチを飛び出すはず。リクエストは監督が球審に要求して行われるが1試合に2度のみで、慎重さも求められる。とりあえずベンチを出て無言の“重圧”をかけ、審判団の自発的な検証に持ち込む…などという場面も予想される。

 逆に「2度使わなきゃもったいない」と、試合終盤の際どくないプレーでリクエストを“消化”する監督がいるかもしれない。どちらもNPBが声高に唱える「試合時間の短縮」に逆行しかねない行為だ。昨年のコリジョンルールと同様に、導入当初はそれなりの混乱は避けられないだろう。(NPB担当・星野 和明)

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