【侍ジャパン】“稲葉二世”上林、2戦連続マルチ「期待に応えたい」

2017年11月14日6時0分  スポーツ報知
  • 4回無死、上林は右前安打を放つ

 ◆練習試合 日本代表6―0西武(13日、宮崎・SOKKENスタジアム)

 「ENEOS アジアプロ野球チャンピオンシップ2017」(16日開幕・東京D)に臨む日本代表が13日、宮崎市内で西武と練習試合を行った。投打がかみ合って6―0と快勝し、稲葉篤紀監督(45)にとって侍ジャパン初勝利。12日の日本ハム戦で3番に座り2安打を放ったソフトバンク・上林誠知外野手(22)がこの日は「5番・右翼」で先発し3打数2安打1打点と存在感を示し、指揮官は本戦3試合全試合で先発起用することを明言した。

 会心の当たりが左翼フェンスに直撃した。4点リードの5回2死一、二塁で1ボール2ストライクからの5球目を、上林は逆方向に打ち返して、左翼手の頭を越える適時二塁打。2日連続のクリーンアップ起用に応え「追い込まれていたのでなんとか対応していこうと。しっかり真っすぐをはじき返すことができてよかった」とうなずいた。

 指揮官の思いが胸に響いた。この日の朝、稲葉監督から「3試合、全ていくよ」と本戦全3戦の先発起用を伝えられた。仙台育英高時代から走攻守三拍子そろった中距離打者で、バットを立てた打撃フォームも似ていたため周囲からつけられた名は「稲葉2世」。今でもフォームを参考にしているとあって「期待に応えたいという気持ちは強い。優勝できるように頑張りたい」と燃えないわけはなかった。

 稲葉監督も発展途上の22歳に魂を授けた。4番・山川の前後を固める3、5番に上林と近藤健の起用を決断。抜てきを決めた指揮官は「もう彼と心中します。良くても悪くても左投手が来ても彼と心中する」と決意を示した。さらに「彼はこれから当然20年(東京五輪)に向けても考えている選手ではあるので、そういう期待感は非常に大きい。僕に似ているというのもあって、気になる選手」と続けた。

 高卒4年目の今季は外野の定位置をつかみ、134試合に出場。13本塁打51打点、打率2割6分の成績を残したが、ポストシーズンでは11試合中3試合の出場にとどまり、ベンチ外も経験した。悔しさを味わったが、9日からの合宿で稲葉監督から直接指導を受けたこともあって練習試合では2試合連続マルチ安打で「今は本番が逆に心配です」。稲葉ジャパンの命運は上林に託された。(安藤 宏太)

 ◆上林 誠知(うえばやし・せいじ)1995年8月1日、埼玉県生まれ。22歳。仙台育英高では2年夏から3季連続で甲子園に出場し、3年センバツは8強。13年ドラフト4位でソフトバンク入団。プロ入り後に内野手に転向し、15年から再び外野手に。184センチ、79キロ。右投左打。年俸800万円。

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