【DeNA】乙坂、勝負強さの秘密は“ワカチコ打法”にあり

スポーツ報知
トークショーを行った乙坂(後列左から3人目)と須田(同2人目)

 ♪ちっちゃいことは気にするな! それ、ワカチコワカチコ~! DeNA・乙坂智外野手(23)が24日、横浜市内の「MARK IS みなとみらい」で須田とともにトークショーを開催。CSで計5打点をたたき出すなど代打の切り札として勝負強さを発揮する自身の打撃が“ワカチコ打法”であることを明かした。

 クリスマスイブの「MARK IS」に集まった約500人のファンから笑いとどよめきが起こった。司会者に代打として打席に立つ際に意識していることを聞かれ、チーム屈指のイケメンは意外な言葉を口にした。「ちっちゃいことは気にするな、って自分に言い聞かせてます。“ワカチコ打法”って言うんですけど」。

 「ワカチコ」とは、かつてプチブレイクを果たしたピン芸人・ゆってぃの持ちネタだ。自虐ネタを言った後、「ワカチコワカチコ~!」と歌いながら、両脇を開け閉めするのが最大の特徴だが、乙坂も打席に入る前に両脇を2度、開け閉めする動作をルーチンとしている。「前から『ワカチコだね』ってみんなに言われてたんです」と恥ずかしそうに打ち明けた。

 もちろん、ただのウケ狙いではない。その思考法は本物だ。その後のファンとの質疑応答。1人の現役球児から勝負強さの秘訣を聞かれると、真剣な表情でこう答えた。

 「僕がいちばん心がけていることは、失敗を恐れないとか、チャレンジしようとしている自分を大切にするということ。先のことを考えてもしょうがないですし、今できることを今できる全力でやるっていうのが、最高の結果を出すためにいちばん大切なことなんじゃないかなと思います」

 日本シリーズ終了後に、単身で武者修行したメキシコのウィンターリーグでも、その思いを強くしたという。「あっちに行って、継続して試合に出るために足りない部分がすごく分かったので、そこを集中的に練習していこうかなと思います」。メキシコでは、27試合に出場して4割1分という高打率を残した。異国の地でも威力を発揮した“ワカチコ打法”に磨きをかけて、来季の定位置獲得を狙う。

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