【12球団番記者が振り返る・ソフトバンク】工藤監督初めて試合前円陣

2017年12月31日14時0分  スポーツ報知
  • ソフトバンク・工藤監督

 幾度も修羅場をくぐり抜けてきた工藤監督ならではの“嗅覚”だった。2連敗し、アドバンテージの1勝を含めても星の上で先行を許して迎えた楽天とのCS最終S第3戦。打線を大幅に組み替えた指揮官は、就任後初めて試合前の円陣に入り、叫んだ。「バカになって野球をやろう!」

 日本シリーズでも、日本一を決めた第6戦で選手たちにこう呼びかけた。「後悔のないように。野球は楽しくだ。今日は勝つぞ」。3連勝後に2連敗を喫し、嫌な流れのまま帰ってきた本拠地のヤフオクD。工藤監督のひと声が、ベンチの空気を一変させた。

 選手、監督として計13度の日本一は、ソフトバンクの王球団会長と並んで歴代3位。短期決戦を熟知しているからこそ、勝負どころで効果的な言葉を発することができた。サファテもすごいが、工藤監督もまたすごかった。

(戸田 和彦)

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