【日本ハム】有原が２年連続開幕投手に名乗り「もう一回チャンスをいただけるよう」

　日本ハムの有原航平投手（２５）が、２年連続の開幕投手に名乗りを上げた。５日は千葉・鎌ケ谷市の２軍施設で自主トレを公開し、ランニングなどで汗を流した。

　昨季の開幕戦となった３月３１日の西武戦（札幌Ｄ）では５回２／３を６失点。チームも１―８で大敗した。「やっぱり去年あそこ（開幕戦）で負けたことが、チームにも影響していると思う。もう一回、チャンスをいただけるようにアピールしていきたい」。昨季の雪辱を晴らし、今季は自身初の開幕戦白星を目指す。

　昨季は２年連続で２桁勝利を挙げながらも１０勝１３敗に終わり、貯金を作ることができなかった。「去年はビッグイニングが多かった。最初の３、４回で点を取られて試合が決まってしまうことが多かった。もっとそこを粘り強く投げたい」と課題を掲げ、「１９０イニングは投げられるように」と目標を設定した。

　エンゼルスに移籍した大谷翔平投手（２３）はもういない。「翔平が抜けるのは、チームとしてはかなり痛い。こういう時に、みんなで頑張って、切磋琢磨（せっさたくま）して強いピッチャー陣を作っていかないといけない」。“大谷ロス”の投手陣を先導していく。（小林　圭太）