【広島】シャンシャン似のドラ4永井、二松学舎大付先輩・誠也に弟子入り

スポーツ報知
二松学舎大付の先輩である鈴木(右)が見つめる中、打撃練習をする永井(カメラ・馬場 秀則)

 「誠也&シャンシャン」の師弟コンビが誕生した。広島の新人合同自主トレが7日、広島・廿日市市の大野練習場でスタート。上野動物園のパンダ「シャンシャン」似のドラフト4位・永井敦士外野手(17)が、二松学舎大付高の先輩・鈴木誠也外野手(23)に弟子入り。約30分間の打撃レッスンが行われた。

 新人の全体練習が終わった時、ちょうど鈴木がマシン打撃中だった。永井は寮の部屋に戻ることなく、鈴木の元へ駆け寄った。昨年末に同校であいさつしていた先輩に「バッティングを見てもらえませんか?」と直訴した。“誠也塾”が開講され、鈴木と交互にマシン打撃。鈴木は後輩のフォームを後ろから鋭くチェックし、永井は目を輝かせて主砲の打撃を観察した。鈴木は〈1〉テイクバックから左肩を回すようにバットを出していく〈2〉左足のつま先を外に開けない、の2点をアドバイスした。

 鈴木は、自身が右足首骨折からの復活を目指してリハビリ中で「今は自分のことで精いっぱい」と話しつつも「母校の後輩が入るのはうれしい。聞かれたら答えていきたい」とサポートを約束した。

 永井は、同期入団の仲間たちから、上野動物園の赤ちゃんパンダに似ているとして「シャンシャン」のニックネームをつけられている。打撃指導を受け「言われたことを意識したら打球の伸びが全然違った」と目を“白黒”。「この打撃でアピールしていきたい」と声を弾ませた。(種村 亮)

 ◆永井敦士(ながい あつし)

 ★生まれとサイズ 2000年1月10日、埼玉・草加市生まれ。17歳。178センチ、88キロ。右投右打。
 ★球歴 小学2年から「あおぞらベースボールクラブ」で野球を始める。中学時代は「草加ボーイズ」に所属し、3年時には世界大会に日本代表として出場。
 ★夏の甲子園でブレイク 昨夏の甲子園に「4番・左翼」で出場。1回戦の明桜(秋田)戦で5打数5安打1打点と大当たりした。2回戦の対三本松(香川)は1安打で敗れた。高校通算47本塁打。50メートル走5秒8。
 ★見た目も大事 素朴な雰囲気と愛くるしい表情が魅力だが、鏡やクシなどを寮に持ち込み「身だしなみもちゃんとしたいと思って」。

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