【ヤクルト】ドラ7頭脳派捕手・松本、「将棋盤と駒」持参で入寮

スポーツ報知
趣味の将棋を指すヤクルト7位・松本

 ヤクルトのドラフト7位・松本直樹捕手(24)=西濃運輸=が7日、埼玉・戸田市の合宿所に入寮。二塁送球1・7秒台を誇る強肩は、祖父の影響で5歳頃から趣味にしている将棋盤と駒を持参した。

 頭脳派捕手の系譜を歩む。ブーム再来の将棋といえば、同じ捕手の古田元監督が有名。「相手が嫌なことをしたり、野球に通じる。『金』はキャッチャーぽいと思うんです。守りの要であり、詰める時によく効くし、ここぞでバーンと打つ。飛車角みたいに派手に動くタイプじゃなく、最後の最後に頼りになる」と持論を展開した。

 素朴な風貌は、人気ドラマ「北の国から」で吉岡秀隆が演じた純のよう。「将棋の駒みたいに頑張った結果が今につながっている。チームのために頑張れる選手にならないといけないです」。守って、攻めて、勝つ。自身の役割に徹した先に、チームの金字塔が待っている。(田島 正登)

 ◆松本 直樹(まつもと・なおき)1993年10月17日、香川県生まれ。24歳。丸亀高では甲子園出場なし。立大時代は通算13試合で無安打。西濃運輸で2016年都市対抗のJR九州戦で本塁打を放った。177センチ、82キロ。右投右打。

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