【オリックス】増井、古巣斬る　１年間日本ハムに無失点宣言

　日本ハムから国内ＦＡ権を行使してオリックス入りした増井浩俊投手（３３）が１４日、古巣斬りを誓った。「（年間で）防御率１点台を目指したい。１年間、ファイターズから点を取られないように」と意気込んだ。

　この日、横浜市内での自主トレを公開。「楽しみです。（メジャー移籍した）平野さんがいても競争してと思っていた。抑えは、やりたいところなので」と決意を語った。新たな本拠地となる京セラＤとほっと神戸では、抑えに転向した１４年から計９試合で７回２／３を１勝４セーブ、防御率０・００。新天地との相性は抜群で、「投げやすいイメージ。硬いマウンドが好きなので」と自信にしている。

　グラブには、チョウの羽根を持った蜂の刺しゅう。理由は“チョウのように舞い蜂のように刺す”と形容された元プロボクシング世界ヘビー級王者のモハメド・アリから。「ゆったりしたフォームで力強い球を」をテーマに掲げる右腕は、オリックスでも頼れる守護神となる。（原島　海）